Samurai App でできる 100 のこと

基本の機能から、あまり知られていない使い方まで。

まず、話しかけるだけ

1仕事を頼むだけで始まる

設定も、プロンプトの書き方の習熟も要らない。起点の画面に用件を書いて送るところから始まる。

2形式を問わず添付できる

1 件 60 MiB まで、種類を問わずそのまま入力欄へ落とせる。読み取りはエージェントの側でやる。

3声で入れる

入力欄のマイクから話すと、その場で文字になる。長い依頼を打たずに済む。

4会議を録る。回線が切れても消えない

マイクと PC の音声を録れる。オフラインでも端末に一時保存されるので、戻ってから送れる。

使いどころ —— 客先の会議室で電波が届かないまま 1 時間録り、事務所へ戻って議事録にする。

「この録音から議事録を作って」

5足りないことは向こうから聞いてくる

判断が要るところで確認質問のカードが出る。多くは選ぶだけで進み、既定があるものには「推奨」が付く。

6覚えたことが、次の会話の前提になる

会話から大事なことを覚え、次の会話の初めからエージェントへ渡される。何を覚えているかは記憶の画面で 1 件ずつ見て、直して、消せる。「自分についての記憶を使う」を切れば、覚えることも読むことも止まる。

7繰り返している業務を、向こうから見つけて勧めてくる

エージェントの並びの下に「今週の提案」が最大 3 枚出ることがある。繰り返している業務を見つけて「スキルにしませんか」「定期実行にしませんか」と勧めるもので、押すとその依頼文が入力欄に入る。送信はされない —— 読んで、直して、送るかどうかは自分で決める。入る本文はカードにマウスを重ねると読める。

使いどころ —— 自分では手作業だと思っていなかった毎週の繰り返しが、名前が付いて出てくる。

提案のカードを押す。入力欄に入った依頼文を直してから送る

8答えている途中で止められる

方向が違うと分かった時点で「応答を止める」。最後まで待たなくていい。

9画像を作る

指示した内容の画像を生成する。資料に使う図もここ。

10答えの根拠が出典として付く

調べて答えたときは出典のチップが付く。社内文書なら該当箇所まで辿れる。

使いどころ —— 「その数字どこから?」と聞き返される会議資料の下書きを、根拠つきで作らせる。

「経費精算の締め日は?」

探す・読む

11社内規程を出典つきで引く

取り込んだ社内文書を言葉で探して、該当箇所を出典つきで引く。規程の条番号を覚えていなくていい。

12前に話したことを思い出す

これまでのやり取りから、前に相談した内容を引き出す。会話を探し直さなくていい。

13web を調べて出典つきで答える

インターネットを検索して、出典つきで答える。

14URL のページ本文を読む

ページを開いて本文を読み取り、要約する。

15PDF・画像・録音をそのまま読む

保存したファイルの中身をテキストとして読む。PDF も画像も、録音も書き起こしで読める。

16会話で作ったものは、ファイルとして残る

エージェントが作った成果物は台帳に並ぶ。出自(アップロード / チャット添付 / 会話の成果物 …)と種別で絞れて、文書の棚へ上げれば次からは文書検索でも引ける。

使いどころ —— 3 週間前の会話で作った見積書を、会話を探さずに種別で絞って見つける。

「先月の請求書のファイルある?」

17動画の中身を目的に沿って説明させる

映像を見て、何が映っているかを説明する。文字起こしではなく、目で見て分かることを答える。

使いどころ —— 操作手順の録画から、手順書の下書きを起こす。

「操作手順の動画を要約して」

18言語を宣言すれば、別の言語の資料も引ける

文書の検索欄で言語を宣言しておくと、日本語以外で書かれた資料も同じように引ける。

使いどころ —— 英語の契約書や海外拠点のマニュアルを、日本語の質問で引く。

「この英文契約の解約条項はどうなってる?」

表とデータ

19CSV を投げると表になる

データベースの画面から CSV を取り込むか、列を決めて空の表を作る。会話で「シフト表を作って」と頼んでも作れる。シフト表や商品マスターの置き場所になる。

20会話から集計する

保存されたデータを条件で絞って読み、数字を出す。

21会話からデータを直す

保存されたデータを追加・更新・削除する。

22表の画面で SQL を直接打つ

表の詳細には「データ」と「SQL」の 2 つのタブがある。SQL タブでは SELECT のほか INSERT / UPDATE / DELETE も打てる(表名は d_ を付けた綴り、書き換えは影響行数を確認してから)。表を作る・消す・列を足す SQL は通らず、そちらは画面の操作から。

使いどころ —— 会話では言い表しにくい複雑な条件の抽出を、自分で 1 本書いて確かめる。

「この条件の行だけ抜き出したい」

23表ごとに見せる範囲を決める

自分のみ / グループ / テナント全体 / 外部公開の 4 段。後から変えられる。

24容量メーターが色で先に知らせる

データベースと文書の画面には容量のメーターが出る。上限に近づくと段階で色が変わる。

使いどころ —— 取り込みが止まってから気付くのではなく、増やす前に整理の判断ができる。

「文書の容量、いまどれくらい?」

人が触る画面(アプリ)

25入力フォームを会話から作る

入力欄や一覧画面などの業務アプリを、会話で頼むと組み立てて表示する。

26作った画面を保存して配る

アプリの一覧に残り、公開範囲は自分のみ / グループ / テナント全体の 3 段。変えられるのは作った人だけ。

27画面のボタンから作業を頼む

ボタンから頼んだ作業はエージェントへ渡る。押す人は書き方を知らなくていい。

28アプリを離れずに承認へ答える

承認が要る操作はその場に承認カードが出る。全画面の会話へ移らなくても答えられる。

使いどころ —— 経理でない人が発注のアプリを押し、出た承認カードにそのまま答えて完了させる。

「この発注を出して」

29社外の人へ画面ごと公開する

外部に公開すると、サインインしていない人もリンクから開ける。

30公開した画面に問い合わせ窓口を置く

アプリに対話の節を宣言すると、社外の人がその場で質問できる窓口になる。

使いどころ —— 取引先向けの FAQ ボットを、営業時間外の一次受けとして置く。

「このアプリに問い合わせ窓口を付けて」

31窓口が答えの根拠にできるのは文書だけ

公開した窓口には文書検索の 1 本しか生えない。外部サービスの連携も、実行も、書き込みも、そこには無い。

使いどころ —— 社内規程やマニュアルを文書に上げておくと、それだけが答えの元になる。

「この就業規則を文書に上げて」

32届いた問い合わせは同じアプリの表に溜まる

公開した画面から書ける先を決めておくと、問い合わせの内容がそのまま表の行になる。

使いどころ —— 窓口に来た質問を一覧で見返して、多いものを FAQ の文書に足す。

「問い合わせを溜める表も付けて」

33アプリの画面をコードで直す

組み上がった画面は編集の面から直せる。人が直した続きをエージェントが引き取れる。

手順として残す

34うまくいった手順を覚えさせる

今回のやり方を手順としてまとめ、次から使えるよう提案してくる。承認すれば残る。

35「いつものやり方で」で呼び出す

登録した手順から当てはまるものを探して、そのとおりに進める。

36二度目からはスクリプトが動く

手順に実行スクリプトが付くと、二度目からはそれが動く。結果が毎回同じになり、速く、安い。判断が要るところだけモデルを呼ぶ。

37手順に道具を同梱する

手順に付けたスクリプトを、その手順の中から走らせる。

38大きい仕事は担当へ切り出して、並行で進める

起点の画面には持ち場ごとのエージェント(自動化 / アプリ / 法務 / 資料作成 / 会議 / デザイン / 経理)が並ぶ。押すと入力欄に印が付くだけで送信はされず、会話がその持ち場に固定されることもない。大きい作業はその担当へ切り出して並行で進められる。

使いどころ —— 契約書のレビューと市場の調べものを、別々の担当へ同時に投げる。

「調べものは別で進めて」

39手順が抱える書式を、必要なものだけ開く

手順は参考資料や書式を抱えられる。全部を読み込まず、その回に要るものだけを開く。

使いどころ —— 請求書の手順に社判つきの雛形を同梱しておき、作る回だけ開かせる。

「その手順で使う書式を見せて」

40他のツールで作った自動化を取り込む

エクスポートした自動化の定義を読み込んで、手順に変える。

使いどころ —— 使わなくなる別ツールの自動化を、退役の前に手順として引き取る。

「この定義を取り込んで」

41手順を図で編集する

手順の工程は図で並べ替えられる。文章を読み直さずに全体の流れが分かる。

42モデルを 1 度も呼ばずに走らせる

手順を指名して送るとき、走らせ方を選べる。直接実行を選ぶとモデルを 1 度も呼ばない —— アプリのボタンと、編集画面での試走も同じ。

使いどころ —— 毎日の定型集計を、モデルの気分にも費用にも左右されずに回す。

入力欄で「/」を打って手順を選び、走らせ方から「直接実行」を選ぶ

43手順を社内共通やグループへ配る

自分の手順を社内共通かグループへ配れる(配れるのは管理者とマネージャー)。配布は複製なので、手元の版は残る。

使いどころ —— 一人が組み上げた月次の締めの手順を、経理のグループ全員が同じ形で使う。

「この手順を経理のみんなにも使えるようにして」

人手なしで走らせる

44毎朝 9 時に走らせる

決まった時刻に自動で走る処理を登録できる。日本時間で、間隔は 1 時間に 1 回まで。

45終了日を付けて自動で止める

定期実行には終了日を付けられる。その日は丸ごと実行されて、翌日から自動で止まる。

使いどころ —— 繁忙期のあいだだけ日次の集計を回して、終わったら消し忘れずに止める。

「3 月末までにして」

46URL 1 本で外部システムから起こす

URL と秘密が 1 組払い出される。Slack のワークフローや他社のツールから叩いて起こせる。

47Gmail に届いたら走る

連携済みのサービスの出来事をきっかけにできる。URL の貼り付けは要らない。

48失敗したときだけ知らせる

帰結の知らせ方は登録ごとに選ぶ。メールと webhook のそれぞれに「送らない / 失敗したときだけ / 成功したときも」があり、既定はメールが失敗時のみ。

使いどころ —— 毎朝の集計は黙って回し、こけた朝だけ気付く。

「失敗したときだけ知らせて」

49帰結を Slack へ流す

通知先を登録しておくと、トリガーの帰結がそこへ届く。登録の場で「テスト送信」を押せば、届くかその場で確かめられる。

50無人で通ってよい操作を先に決めておく

登録には「この登録が使う操作」がある。承認に答える人がいない実行では、ここに書かれた操作しか通らない。

使いどころ —— 夜間に走る処理へ、読み取りだけを許して書き込みは通さない。

「この登録は読み取りだけにして」

51無人で走っていても、承認だけは待てる

予約やトリガーの実行は、承認カードを待たずに止まる —— その場に答える人が居ないため。メールで回す承認依頼だけは別で、答えが届く経路を自分で持っている。決裁が返ってから続きが進む。

使いどころ —— 月初に自動で走る請求処理を、顧問税理士の決裁を挟んでから先へ通す。

「毎月 1 日に請求書をまとめて、税理士さんの承認をもらってから送って」

52走った回の会話がそのまま残る

実行履歴と、その回の会話が登録の詳細に残る。何をどう判断したかを後から辿れる。

外部サービスとつなぐ

53つなげるサービスと、その操作を会話から探す

まだつないでいない外部サービスに使える連携があるかを調べ、つないだ後はそのサービスで何ができるかも会話から探せる。

54コネクタが無くても API を直接呼ぶ

連携が用意されていないサービスでも、API があれば会話から呼べる。宛先のホストは許可設定に要る —— 書いていないホストへは届かない。

使いどころ —— 社内で作った受発注システムの API を、コネクタを待たずに叩く。

「その API を叩いてデータを取ってきて」

55鍵は預けるだけ。読み出す口が無い

API キーを預けると、エージェントは名前だけで外部 API を呼べる。値そのものは利用者にもモデルにも渡らず、読み出す口は用意されていない。公開範囲は 3 段で、同じ名前なら自分のものが勝つ

使いどころ —— 共通の検証用キーを配っておき、本番キーを持つ人だけが自分の値で上書きする。

「この鍵を預けておいて」

56ログインが要るサイトをブラウザで操作する

押さないと出てこない画面や、ログインの要る管理画面をブラウザで操作する。

57その画面を右で見て、自分の手で触る

操作しているブラウザが右のパネルに映る。見るだけでなく、そのまま自分で触れる。

使いどころ —— 二要素認証や画像の選択のような、人にしか通せない一手だけ自分で入れて、あとを任せる。

「管理画面にログインして今月の明細を取ってきて」

58自分でログインして、AI には cookie だけ渡す

ログイン状態は預けられる。その入口の 1 つが「映っている画面で自分でログインして完了を押す」で、AI に渡るのはログイン済みの cookie だけになる。

使いどころ —— パスワードを人に言いたくない基幹システムへ、担当者が自分で入って以後を任せる。

「このサイトのログインを覚えさせたい」

59Claude や ChatGPT から Samurai App を触る

コネクタの URL を 1 本貼るだけで、手元の AI クライアントから業務データを読める。

60Slack や LINE から呼び出す

Slack / LINE / Chatwork のチャンネルを登録すると、その場からメンションでエージェントを呼べる。既定は呼ばれたときだけ返す。紐付けを済ませた本人としてだけ走り、呼びかけるとその場のスレッドごとに会話が 1 本立ち、答えはそのスレッドへ返る。

使いどころ —— 現場が普段いる Slack から離れずに、社内規程を引く。

登録した Slack のチャンネルでメンションする

手元の機械を使う

61手元のフォルダを触らせる

端末に常駐を仕掛けると、許したディレクトリの中だけをエージェントが読み書きできる。

62許可は種類ごとに別々に渡す

ファイル操作・スクリプト実行・ブラウザ操作は別々の許可。渡さなかったものはできない(既定は読むだけ)。

使いどころ —— 経理の共有フォルダを読み取り専用で開けて、書き換えは一切させない。

samuraiapp tunnel register --path <フォルダ> --allow read

63手元の Excel マクロを走らせる

その機械でしか動かない処理を走らせる。クラウドに持ち出せないソフトを、そのまま使える。

使いどころ —— 会計ソフトへの取り込みだけは手元の PC で、集計はクラウドで、を 1 本の依頼にする。

「手元の Excel マクロを走らせて」

64普段使いの Chrome にそのまま繋ぐ

専用のプロファイルを起こす代わりに、いつも使っている Chrome へ繋げる。ログイン済みの状態をそのまま使えるので、外から届かない社内システムも手元のブラウザ越しに操作できる

使いどころ —— 社内システムに毎朝入っている自分のブラウザで、そのまま申請を出させる。

「手元のブラウザで申請して」

65自動で繋ぐか、その場だけ繋ぐか

次のログインから自動で繋ぐ形と、繋いでいる間だけ届く形の 2 つ。管理者権限は要らない。登録した端末はいつでも失効させられる(やめ方も同じ画面に順番つきで置いてある)。

使いどころ —— 普段は自動、機微な作業のときだけ手で立ち上げる、と使い分ける。

samuraiapp tunnel install(自動)/ samuraiapp tunnel serve(その場だけ)

チームで使う

66複数人の場でエージェントを呼ぶ

チャネルで複数人が同じ場で話し、必要なときだけエージェントを呼べる。そこで生えるのは読み取りの道具だけ —— 書き込みも、アプリの実行も、外部サービスの操作も起きない。

67呼ばれたと判断したときだけ答える

発言のたびに割り込まない。既定は沈黙で、答えるべきだと判断したときだけ返す。名指しで呼ばれた発言には必ず返す。

使いどころ —— 雑談の流れを止めずに、決めかねている論点にだけ資料を差し込ませる。

名指しで呼べば必ず返る。呼ばなくても、要ると判断すれば入る

68返事をするほどでもない発言にはスタンプだけ

報告や受領のような、答えるほどではない発言にはスタンプだけ付くことがある。連発はしない。

使いどころ —— 「対応しました」の報告が読まれたことだけ分かればいい場面で、会話を流さない。

頼まなくても付く。押しすぎない上限はコードの側が持つ

69個人だけの資料を引いた返答は、本人にしか見えない

答えの根拠に個人権限の資料や表が入ったときは、引いた本人が公開を許可するまで他のメンバーに見えない。

使いどころ —— 自分だけが見られる評価資料を根拠に尋ねても、チャネルへ中身が漏れない。

「この資料をもとに、みんなに見せていい形で答えて」

70発言に絵文字を付ける

吹き出しから絵文字を付けられる。日本語で検索でき、外せるのは自分が押した分だけ。

71大事な発言を会話をまたいで並べる

印を付けた発言が 1 か所に集まる。どの会話で言われたかを覚えていなくていい。

72案件ごとに会話を束ねる

プロジェクトに会話をまとめられる。名前・説明・指示文を持ち、エージェントへ渡るのは指示文だけ。

73会話を共有リンクにする

1 本の会話をリンクにして渡せる。共有した時点の内容で固定され、後の発言は入らない。検索の索引には載らない。

使いどころ —— 調べ物の経緯ごと上長へ渡して、結論だけでなく根拠も見てもらう。

「この会話を共有リンクにして」

74資料の共有リンクを出して、あとから失効させる

ファイルと成果物は共有リンクを発行できる(発行できるのは上げた本人)。範囲はワークスペース内と一般公開の 2 つで、一般公開はサインイン無しで開く。同じ場所から失効させられる。

使いどころ —— 取引先へ見積書を渡し、契約が決まったらリンクを止める。

ファイルの詳細か成果物のパネルから「共有リンク」

75プロジェクトの記憶は外へ出ない

中の会話で覚えた事実は外の会話に出ない。ただし中からは横断の記憶も読める —— 「混ざらない」ではなく「外へ出さない」。

使いどころ —— 特定の顧客の会話だけを束ね、その社名や条件が別の案件の返答に出ないようにする。

「この案件はプロジェクトにまとめて」

会社として通す・見張る

76機微な操作は実行前に止まる

承認が要る操作は、実行の前に会話が止まって承認カードが出る。答えるまで先へ進まず、放置は拒否として扱われる。どの操作で止めるかは道具ごとに決められるので、毎回止まる面と黙って通す面を分けられる。

77社外の決裁者へメールで稟議を回す

決裁者を名簿に登録しておくと、承認のリンクをメールで送れる。社外の人でも、アカウントは要らない。押す直前にワンタイムコードで本人を確かめる。依頼には会話のファイルを 10 件まで添えられる。

使いどころ —— 顧問税理士や取引先の担当者に、アカウントを配らずに承認だけもらう。

「この請求書を部長に承認してもらって」

78決裁は全員一致。期限切れも黙って消えない

宛先は 5 人まで。全員が承認して初めて通り、1 人でも却下したらその時点で決着する(残りは待たない)。期限は既定 72 時間・上限 30 日で、切れたときは「承認されなかった」として会話が再開する。承認 / 却下 / 期限切れの 3 つは、起票した人にもメールで届く。

使いどころ —— 数日かかる決裁を挟んでも、会話を開いたまま待たなくていい。

「この見積もり、部長と経理の両方の承認をもらって」

79誰が何をしたかが残る

監査ログは追記だけで、絞り込んだ範囲を CSV と JSONL で書き出せる。

80書き出した監査ログでも改ざんが分かる

JSONL の 1 行目に検証の手順が入っているので、渡した先でも改ざんの検知ができる。

使いどころ —— 監査法人へ提出したログが、渡した後に触られていないことを相手側で確かめてもらう。

「監査ログを先月分だけ書き出して」

81会話を日次で巡回する

会話を毎日巡回して、違反の疑いのある発言を管理者とマネージャーに知らせる。見る観点は 5 つ —— 顧客の個人情報 / 機微な識別番号 / 認証情報 / 未公開の財務情報 / 差別・ハラスメント表現(それぞれ個別に切れる)。

82自社の基準を自由文で足す

組み込みの観点に加えて、自社で見たい基準を文章で足せる。

使いどころ —— 業界の規制で書いてはいけない言い回しを、自社の言葉のまま基準にする。

「未承認の効能を書いていないか、も基準に足して」

83巡回中はチャット画面に常時明示される

巡回が有効な間、その旨がチャット画面に出続ける。検知は本文の複製を作らず、全文を読むには別の口を通って監査に記録が残る。

使いどころ —— 見張られていることを隠さずに導入して、現場の納得を先に取る。

「巡回はいま動いてる?」

84取り込むテキストを走査する

文書・表の行・会話から作った手順・web 検索・ページ本文の 5 経路で、取り込んだテキストを走査する。

85誰がどれだけ使ったかを 4 軸で見る

日ごと / 利用者ごと / 資源ごと / モデルごとに使用量を見られる(管理者とマネージャー)。同じ画面に今月の消費と残高、上限までの余りも出る。

86会社のアカウントで入る

シングルサインオンを設定できる。ドメインの所有を DNS で確かめるまでは使えない。

87パスワードの後にもう 1 段ある

サインインにはパスワードのほかに、使ったアドレスへ届く 6 桁の確認コードが要る。この段は外せない。

88自分の鍵を持ち込む

OpenRouter / OpenAI / Gemini / OpenAI 互換の鍵を持ち込める。範囲は個人とテナント共有で、テナント共有を作れるのは管理者とマネージャー。持ち込んだ鍵で走った分は、こちらの請求に混ざらない。

使いどころ —— すでに契約しているモデルの枠を、そのまま使う。

モデルの画面の「モデル接続」から登録する

89社外のネットワークから閉じる

許可する IP アドレスまたは CIDR を書くと、そこ以外からはワークスペースのデータへ届かない。サインイン画面は開き、手元の端末の常駐にも同じ判定が効く。

使いどころ —— 自治体や金融の案件で「庁内からのみ」を satisfy する。

「社内のネットワークからだけ使えるようにして」

費用を下げる

90手元の端末で走らせると時間課金が無い

手元の機械で動くファイル操作・スクリプト・ブラウザは、その機械が動かすので時間で課金されない。かかるのはモデルの分だけ。

使いどころ —— 長時間ブラウザを開いたまま進める調査を、手元のブラウザへ寄せる。

「手元のブラウザで開いて」

91ブラウザは使い終わったら閉じる

リモートのブラウザは時間で課金され、操作が止まってからも 10 分ほど生きている。右のパネルの「停止」か、チャットで頼めば閉じる。

使いどころ —— 1 日に何度もブラウザを使う業務で、都度閉じるだけで無駄な時間が消える。

「ブラウザを止めて」

92大きなファイルは実行環境で必要な分だけ抜く

64 KiB を超えるファイルは本文をそのまま読ませず、原本を実行環境へ渡して必要な部分だけ抽出する。文脈にも費用にも全文が乗らない。

使いどころ —— 数十 MB のアクセスログや売上明細から、その日ぶんの数行だけを取り出す。

「このログから該当する行だけ抜いて」

93サービス連携は届いた出来事の数で決まる

連携先から届いた出来事の数で決まる。こちらで実行したかどうかによらないので、発言のように数の多い出来事は避ける。

使いどころ —— Slack の全発言ではなく、特定チャンネルの特定の合図だけをきっかけにする。

「このチャンネルの投稿だけで起こして」

94使いすぎる前に上限で止める

ワークスペース全体 / 利用者の既定 / 特定の利用者の 3 段で上限を張れる(張れるのは管理者)。8 割を超えると先に警告が出る。

使いどころ —— 試用期間中だけ全員に低い既定を置き、検証担当にだけ高い枠を渡す。

「この人だけ上限を上げて」

95座席では課金されない

月額は基本料と、毎月受け取るクレジットの分。人数では増えないので、使っていない人がいても無駄が出ない。

別の入口・小技

96送信は ⌘ + Enter。変換の確定では送られない

Enter は改行で、送信は ⌘(Windows は Ctrl)+ Enter。日本語変換の確定 Enter で送られてしまうことはない。

97長い作業は段取りが見える

手数のかかる作業では、やることが段取りとして並び、どこまで進んだかが分かる。

98「/」で手順を指名すると、送信前にフォームが出る

入力欄で / を打つと手順の一覧が出る。指名した手順が入力欄を宣言していれば、送る前にフォームが出るので埋めてから送れる。

使いどころ —— 毎回同じことを聞き返される依頼を、先に埋めて 1 往復で終わらせる。

入力欄で「/」を打つ

99端末から会話を回す

コマンドから新しい会話を始めたり、続きから回したりできる。画面を開かずに済む。

100一覧に無い口も叩ける

用意された操作に無いことも、生の指定で呼べる逃げ道がある。認可はほかとまったく同じ経路に落ちるので、面が広がるだけで権限は広がらない。

使いどころ —— まだ操作として畳まれていない新しい機能を、対応を待たずに使う。

「呼べる口の一覧を出して」